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サスペンス映画の魅力は「緊迫感」。
日本の映画は、謎解きに重きをおく「ミステリー」が多いと思っています。
韓国は、「緊迫感」「グロさ」を追求した「サスペンス」を作るのが上手。
「22年目の告白」や「モンスターズ」などは、韓国のサスペンス映画を日本でリメイクしてヒットしました。
この記事では、緊迫感ハンパない韓国サスペンス映画を紹介します。
この記事を読むと、2時間映画を観たあと、「ハズレだった」ということがなくなります。
なお、今回紹介する映画は、すべてU-NEXTで視聴可能です。
U-NEXTには31日間の無料体験期間がありますので、お気軽にお試し下さい。
【緊迫感が魅力】韓国サスペンス映画おすすめ12選
韓国のサスペンス映画と言えば、暗くて、グロくて、緊迫感ハンパない作品が多くあります。
また、実際に起きた事件をモチーフとした作品も多く、ホラーなんかより「恐い」です。
「サスペンス映画を観たい」と思うときの精神状態って「刺激を欲している」のだと思います。
私がご紹介する映画は、あなたが欲している「刺激」を満たしてくれるでしょう。
殺人の追憶
◎あらすじ
U-NEXTより
86年。韓国の農村で女性が強姦され殺される事件が発生。その後も同様の手口の事件が発生し、現地の警察官、パク・トゥマンはソウルからやってきたソ・テユンと捜査にあたることに。なにかとそりが合わない2人だったが、ひとりの容疑者が浮かび上がり…。
公開 | 2003年(PG12) |
監督 | ポン・ジュノ |
キャスト | ソン・ガンホ |
キム・サンギョン | |
パク・ヘイル | |
時間 | 130分 |
韓国で1986年から1991年の間に10代から70代の10人の女性が強姦殺人された連続殺人事件をモチーフとした作品で、数々の映画賞を受賞した韓国で大ヒットの映画です。
私の「韓国サスペンス映画」との出会いは、この「殺人の追憶」からでした。
当時、映画館でなんの情報もなしにこの映画を観ましたが、緊迫感と怖さがあり、衝撃を受けたのをいまでも覚えています。
今回、U-NEXTで見返しましたが、残り50分の緊迫感のために前半の80分があると感じられる作り方のうまさと、「実話をモチーフ」という部分に改めて怖さを感じました。
チェイサー
◎あらすじ
U-NEXTより
元刑事のジュンホが経営するデリヘルの女たちが相次いで失踪した。怒り心頭のジュンホが捜索を開始すると、ある共通の電話番号に行き当たる。そして、たった今出掛けて行った女もその電話番号の先だった。怪しい男に遭遇したジュンホはその男を追い…。
公開 | 2008年(R15+) |
監督 | ナ・ホンジン |
キャスト | キム・ユンソク |
ハ・ジョンウ | |
ソ・ヨンヒ | |
時間 | 124分 |
チェイサーとは、「追うもの」という意味です。
2004年に韓国で実際に起きた猟奇殺人事件を元に作られた映画で、監督のナ・ホンジンさんのデビュー作。
観客動員数500万人超えで、L.ディカプリオ主演でハリウッドでもリメイクもされました。
この映画の元ネタですが、犯人は、2003年9月から2004年7月までの10ヶ月で20人を殺し、その内いくつかの内蔵を食べたことを裁判で自供しています。
なお、犯人は死刑が確定しています。
この事実を知ってから観る映画は、本当に怖いと感じました。
さらにこの映画は、基本的に画面が暗く、殺人現場が気持ち悪い。そこが緊迫感を助長します。
こんな気持ち悪い映画を500万人もの人が観たということは、それだけこの事件が韓国国民にとっても衝撃的であり、どんな事件だったのか関心が高かったということでしょう。
史実のサスペンスって、ホラーより怖いですよね。
毒戦 BELIEVER
◎あらすじ
U-NEXTより
巨大麻薬組織に君臨し、その悪名を轟かせているにも関わらず、誰ひとり本名も経歴も、顔さえ知らない麻薬王“イ先生”。麻薬取締局のウォノ刑事は、組織破滅のためイ先生を追っていた。そんなある日、爆破された麻薬製造工場から1人の生存者が発見され…
公開 | 2018年 |
監督 | イ・ヘヨン |
キャスト | チョ・ジヌン |
リュ・ジュンヨル | |
キム・ソンリョン | |
時間 | 123分 |
毒戦とは、「ドラッグ・ウォー」という意味です。
公式サイトでも「韓国ノワールの真骨頂」と掲載されているとおり、裏社会・暴力・ドラッグの映画です。
ノワールはフランス語で「黒」という意味で、映画や小説では「暗黒」とか「裏社会」とかの意味で使われます。
出てくる人が狂人ばかりで、観ているあなたの常識や考えは絶対に通用しません。
まさに「狂気」を楽しむ映画です。
「現実が腐っているから報われたくて嘘を付く」「世の中腐っている。だからヤクをやる」など、これらのセリフが世界観にうまく表されています。
最後のワンカットは、「一体どっちなの?」と誰かと考察したくなります。
この映画で、闇マーケットの王・ハリムとして出演していたキム・ジュヒョクさんは、2017年10月に交通事故のため45歳でお亡くなり、この「毒戦」が彼の遺作となりました。
公式サイトもかなりカッコいいので、覗いて見て下さい。
監視者たち
◎あらすじ
U-NEXTより
凶悪犯の行動監視を専門とする韓国警察内の「監視班」に配属が決まった女性刑事ユンジュは、さっそくベテラン班長らと共に、武装犯罪組織の追跡捜査を開始する。しかし、武装組織は緻密な計画によって監視の目をかいくぐり、完全犯罪を成功させていく…。
公開 | 2013年(PG12) |
監督 | チョ・ウィソク |
キャスト | ソル・ギョング |
ハン・ヒョジュ | |
ジュノ | |
時間 | 119分 |
チョン・ウソン×ハン・ヒョジュ×ソル・ギョング×ジュノの史上最高キャストで送るサスペンス・アクション映画。
こちらも韓国国内で観客動員数500万人を超える大ヒットとなっています。
「500万人」のハードル低いんじゃない?
今回紹介している作品はほとんど観客動員数500万人を超えていますが、それだけ厳選して紹介しています。
この映画を観た私の最大の感想は、「ハン・ヒョジュさん、メチャクチャ可愛い」これだけでも観る価値あります。
監視班たちのコードネームが「動物」であり、作戦をスタートさせる号令は「動物園開園」
これもかっこよかったけど、号令を出す女上司怖すぎます。
「武器は記憶力と想像力」「仲間の個性を把握しろ」など、会社組織で働く上でも共感できるセリフでした。
スピード感があり、「息もつかせぬ」という言葉がピッタリのサスペンス映画です。
暗数殺人
◎あらすじ
U-NEXTより
恋人を殺害し逮捕されたテオは、刑事・ヒョンミンに「全部で7人を殺した」と告白する。警察内部では誰もまともに受け止めないなか、ヒョンミンは独自に捜査を進めていく。そして、ついに白骨化した死体が見つかるが、テオは突然今までの証言を覆し…。
公開 | 2019年 |
監督 | キム・テギュン |
キャスト | キム・ユンソク |
チュ・ジフン | |
チン・ソンギュ | |
時間 | 110分 |
「暗数」とは、実際の数量と統計上扱われる数量の差。犯罪統計では、警察などの公的機関が認知している犯罪件数と実社会で起きている件数との差をさす。(デジタル大辞泉より引用)
この映画も韓国で実際に発生した連続殺人事件を元ネタに制作された映画です。
「殺人の追憶」や「チェイサー」と同じく実話の連続殺人事件がベースですが、チェイサーのような気持ち悪さはなく、犯人と刑事の「心理戦」に焦点が置かれたものになっています。
観ている途中で犯人に対してイラッとしたり、「どうやって切り崩す?」と考えたりして、結構引き込まれる作品でした。
ちょっと雑談ですが、
刑事役のキム・ユンソクさんは「チェイサー」で主演をやっていたし、同じく刑事役のチン・ソンギュさんは「エクストリーム・ジョブ」という映画でも刑事役をやっていました。
この「エクストリーム・ジョブ」に出てくるチン・ソンギュさんは本当に笑えます。
もし、「笑える映画」にも興味がありましたら、是非観てください。
【笑える映画】人生に疲れたときは映画を観て笑おう|おすすめ15選
公式サイトもご覧ください。
悪人伝
ある夜、凶暴なヤクザの組長、チャン・ドンスが何者かにめった刺しにされる。奇跡的に一命を取り留めたドンスは、犯人捜しに動きだす。一方、捜査に当たるチョン刑事は、連続無差別殺人鬼によるものであると確信し、手掛かりを求めてドンスにつきまとう。
U-NEXTより
劇場公開 | 2019年 |
監督 | イ・ウォンテ |
キャスト | マ・ドンソク |
キム・ムヨル | |
キム・ソンギュ | |
キム・ユンソン | |
時間 | 1時間49分 |
この映画も2005年に起きた「天安門連続殺人事件」をモチーフとして製作されました。
この映画は、「監視者たち」と同じようなサスペンス・アクションであり、「毒戦」のようなノワールな部分も描かれています。
他の実話系サスペンスよりエンターテイメント性が高く、あのシルベスター・スタローンがハリウッドでリメイクするようです。
映画の中で、「人はつまらんことで人を殺す」というセリフがあります。
最近の日本の事件でも「誰でもよかった」なんて言うバカなヤツが犯罪を犯していて、映画の中のセリフがリアルに感じました。
テロ,ライブ
国民的アナウンサー・ヨンファは不祥事を起こしたことで、テレビ局からラジオ局に左遷される。ある朝、ラジオの生放送中に謎のリスナーから脅迫電話を受ける。いたずらだと思って電話を切るが、その瞬間、背後に見える麻浦大橋が爆発を起こし…。
U-NEXT
劇場公開 | 2013年 |
監督 | キム・ビョンウ |
キャスト | ハ・ジョンウ |
イ・ギョンヨン | |
チョン・ヘジン | |
キム・ホンファ | |
時間 | 97分 |
上映時間90分のほとんどがスタジオで描かれる。
映画内も90分で展開されるリアルタイムな臨場感と、ストーリの緊迫感は見応えがあります。
最後のオチも「あ〜」と。
私も同じ立場なら、そういう行動に動いたかも!?
納得できるかはあなたが判断してください。
一つ言えることは、面白い!
幼い依頼人
ロースクールを卒業したジョンヨプは何度も就職に失敗し、臨時に児童福祉館に就職する。ある日、ジョンヨプは継母から虐待を受けているダビン姉弟と出会うが、さほど深刻に考えずに2人と別れる。数日後、ジョンヨプはダビンの鼓膜が破れたことを知り…。
U-NEXTより
劇場公開 | 2019年 |
監督 | チャン・ギュソン |
キャスト | イ・ドンフィ |
ユソン | |
チェ・ミョンビン | |
イ・ジュウォン | |
時間 | 1時間54分 |
多発する児童虐待に警鐘を鳴らす実話を基にしたサスペンス映画。
韓国の児童虐待事件は、2001年に4133件、2017年には3万4169件になるそうです。
たぶん、日本でも同じくらいの件数があると思います。
つまり、隣国で起きた特別なことではなく、自分を含めどこにでも起こり得る話ということです。
実際、子育てしてると無茶苦茶腹立つことも結構あるもんね。
さて、映画の話。
最近観た中でダントツの胸クソ悪い映画でした。
途中で観るのやめようと思いましたもん。
それだけ、ママを演じたユソンさんの演技が鬼気迫るものがあったのでしょう。
実話を基に作られた映画ということで、これが実際に行われていたと思うと、
「それでも人間か!」と叫びたくなる気持ちも理解できます。
お姉ちゃんのダビンは助かるの?ハラハラドキドキが止まりませんでした。
FLU 運命の36時間
致死率100%を誇るウイルスの感染拡大が発生し、韓国・盆唐が封鎖。恐怖に駆られた人々が暴徒化するなか、救助隊員ジグは想いを寄せる医師・イネの幼い娘・ミルや取り残された人々の救出に挑む。だが、さらなる感染拡大を恐れた米軍が盆唐の消滅に動き出す。
U-NEXTより
劇場公開 | 2013年 |
監督 | キム・ソンス |
キャスト | チャン・ヒョク |
スエ | |
パク・ミナ | |
ユ・ヘジン | |
時間 | 2時間1分 |
サスペンスで検索して出てきた映画ですが、内容はパニックムービーですね。
致死率100%のウィルスがある都市で拡大、他地区への感染拡大を防止するため、都市を閉鎖し、感染者を隔離する。
現在の新型コロナウィルスが身近にある中でこの映画を観たことで、他人事ではない緊迫感を覚えました。
映画の中で、ウィルスに侵された人がまだ行きているのに、弱っている段階でスタジアムに集められ焼かれるシーンは、「嘘でしょ!?」と思う反面、「でも、こういうことも起こるのかも?」と考えさせられました。
その理由は、「人って自分に余裕がなくなると、他人に優しくできなくなるから」
極限状態の中では、正確な判断が難しいし、自分を守るためなら仕方ないという考えもあるかも知れない。
救急隊員のジグや医者のイネは全然感染しない不自然さや、暴徒化した人たちが同じように歩くゾンビ化行動など、結構たくさん「なんでやねん」ってツッコミを入れたくなる部分があります。
だけど、「グロさ」「緊迫感」はさすが韓国映画と言わせる内容です。
今、この時代に観るべき映画でしょう。
ザ・ネゴシエーション
ソウル市警危機交渉班の警部補、ハ・チェユンは犯人との交渉中に人質と犯人の両方を死なせてしまう。それから10日後、辞表を提出しようとしたチェユンは、バンコクで危機交渉班のチーム長と記者を拉致したミン・テグと名乗る人物に交渉相手として指名される。
U-NEXTより
劇場公開 | 2018年 |
監督 | イ・ジョンソク |
キャスト | ヒョンビン |
ソン・イェジン | |
キム・サンホ | |
チャン・ヨンナム | |
時間 | 1時間53分 |
「ネゴシエーション=交渉」ですが、この映画って本当に「交渉」がメインなのか?
危機交渉班のハ・チュユンは、交渉に成功したのか?
正直、犯人とのやり取りの中で、「ここのやり取りがポイントだった」っていう場面は見つけられません。
観終わったあとも「あの人は結局なんだったの?」みたいな疑問は残りますが、テロリストが何をしでかすかわからない緊迫感は、ビシビシ伝わってきます。
「結構短く感じた」と思ったのですが、その理由はヒョンビンのカッコよさに惹きつけられるというか、「画面に飽きない」っていう感覚がありました。
この映画は、他の「イカれた」韓国サスペンスではなく、主演のヒョンビンのカッコよさを引き立てるようなストレートなサスペンスだと思います。
内容も難しくないので、「サラッと観たい」というときにオススメです。
弁護人
1980年代初めの韓国・釜山。売れっ子弁護士のソン・ウソクは、かつて世話になった食堂の店主から息子・ジヌを助けてほしいと頼まれた。ある事件に巻き込まれて拘留されているという。面会に出向いたウソクは、そこで信じがたい光景を目にする。
U-NEXTより
劇場公開 | 2013年 |
監督 | ヤン・ウソク |
キャスト | ソン・ガンホ |
キム・ヨンエ | |
オ・ダルス | |
クァク・ドンヨン | |
時間 | 2時間07分 |
・面白い度 ☆☆☆☆★
・緊迫感 ☆☆☆☆★
・史実が知りたくなる ☆☆☆☆☆
・青龍映画祭 最優秀作品賞
・青龍映画祭 主演男優賞(ソン・ガンホ)
・韓国映画評論家協会賞 新人監督賞
など、国内外の映画賞20冠達成
また、韓国で1100万人以上の動員観客員数!
釜山で税務系弁護士をしていたソン・ガンホさん演じる「ソン・ウソク」。この弁護士にはモデルがいて、そのモデルはのちに大統領となった(2003年〜2008年)「盧武鉉(ノ・ムヒョン)」です。
この映画は、1981年の「釜林(プリン)事件」がモデルで、当時の釜山は軍事政権下にありました。
釜山で税務系弁護士をしていた「ソン・ウソク」は、世話になた食堂の息子が国家公安法違反で逮捕されたことを知りました。
国家公安法違反とは、国に対して反逆の意思があることを意味し、その容疑で逮捕された被告人を弁護する弁護士はいませんでした。
しかし、恩人の息子の体には拷問された痕跡があり、また普段の息子を知るソン・ウソクは、この事件が冤罪事件であると確信し、弁護を引き受けたのです。
映画の感想ですが、時代背景がわかっていないと「なんで息子たちが捕まったのか?」が理解できないかもしれません。そして、その背景は韓国だけではなく、もしかしたら日本でもあった、もしくは、あるのかも!なんて思っちゃいました。
日本でも、検察や警察の「証拠でっち上げ」や「自白の強要」ってたまにありますよね。
法廷で闘う緊迫感と、次はどんな主張が出てくるのか?ドキドキが止まりません。
国と闘うって大変なんだろうなぁ。暴力を生きる方法としている人たちと闘うのって怖いだろうなぁ。
映画前半部分の「ゆるいソン・ウソク」と、後半部分の「激しいソン・ウソク」のギャップが、「ソン・ウソク」の魅力になっています。
最後に「ソン・ウソク」のモデルである「盧武鉉(ノ・ムヒョン)」さんを少しご紹介しておきます。
高卒ながら29歳のときに司法試験に合格し、裁判官を経て弁護士となりました。税務系弁護士で財をなし、この「釜林事件」を引き受けたことで名の知れた弁護士となったようです。
その後、民主化運動グループの推薦を受け1988年に国会議員となり、2000年に閣僚、2003年に大統領となりました。
大統領となってからは順調だったとは言えないようで、支持率は急降下し、5年の任期を終えた時点で大統領を退任しました。
退任後、故郷の農村で暮らしていたが、政治家時代の金銭問題で側近や兄弟が実刑を受けたり、自身も事情聴取を受けたりしました。
そして、2009年5月、事情聴取等を受ける中、投身自殺を行い62歳でお亡くなりになりました。
大統領退任後、国民からの人気が高く、葬儀は国葬に次ぐ「国民葬」として執り行われました。
1987 ある闘いの真実
1987年、警察に連行されたソウル大学の学生が、取り調べ中に命を落とす。心臓麻痺で死亡したという警察の発表に、検事のチェは疑念を抱く。拷問による死だとにらんだチェ検事は、圧力をかけられながらも調査を続け、本当の死因を突き止めるのだが…。
U-NEXTより
劇場公開 | 2017年 |
監督 | チャン・ジュナン |
キャスト | キム・ユンソク |
ハ・ジョンウ | |
ユ・ヘジン | |
キム・テリ | |
時間 | 2時間9分 |
・面白い度 ☆☆☆☆☆
・緊迫感 ☆☆☆☆☆
・見応え度 ☆☆☆☆☆
上で紹介した「弁護人」と同じ題材で、軍事政権から民主化へと変動する時代背景を描いています。
「1987」は、警察の拷問によりソウル大学生が死んだことで民主化運動が大きく動き出す話であり、「弁護人」は、公安の拷問によりソウル大学生が死んだことの真実を暴き出す弁護士の話でした。
(国家権力)対(検事・新聞記者・学生)の構図が映画の主軸です。
「弁護人」の方は裁判所や弁護士の周辺など狭い空間でディープに進んでいくのに対し、「1987」は学生の死を隠匿する国家に対し多くの人たちの心の奮えを描いていると感じました。
「弁護人」では定食屋の息子で危険思想とは関係ない男の子が拷問により殺されたと描かれていましたが、「1987」では学生運動家の大学生が拷問により殺されたとなっています。
先に「弁護人」を観ていたので、時代背景がすんなり理解することができ、ストーリーを楽しむことができました。
私は2023年にこの映画を観ましたが、この映画の舞台は1987年で「たった36年前」の韓国なんですよね。
史実からのエンターテイメントなので現代の韓国の全てが詰まっているとは思いませんが、韓国の人たちの中には今の生活を「勝ち取った」と考えている人が多いかもしれませんね。
以前ニュースなどで反日運動で何十万人が集まっているのを見ましたが、この時代の民主化運動や学生運動がベースにあるのかもしれませんね。共感はできませんけど。
とにかく、「弁護人」と同じく熱量を感じられる良い映画でした。
ぜひ「弁護人」を観てから「1987 ある闘いの真実」をご鑑賞ください。
タクシー運転手 約束は海を超えて
1980年、韓国で多くの反政府デモの参加者が弾圧された“光州事件”。それを全世界に伝えたドイツ人記者を助けた平凡な男の心境に寄り添い、悲劇的な事件の実情が描かれる。
U-NEXTより
劇場公開 | 2017年 |
監督 | チャン・フン |
キャスト | ソン・ガンホ |
トーマス・クレッチマン | |
ユ・ヘジン | |
リュ・ジュンヨル | |
時間 | 2時間17分 |
・面白い度 ☆☆☆☆☆
・緊迫感 ☆☆☆★★
・真実はどうなの? ☆☆☆☆★
・第90回 アカデミー賞出品作品
・第54回 大鐘賞
・第38回 青龍映画賞
・第26回 釜日映画賞
・第37回 韓国映画評論家協会賞
1980年代の民主化運動の先駆けとなる「光州事件」を題材とした映画。
光州事件とは、1980年5月に光州で戒厳令に抗議する市民によるデモが発生。デモを鎮圧すべく投入された軍の空挺部隊が大学を封鎖し、学生と衝突した。
このとき、軍は市民を無差別に襲撃し、のちに当時の全斗煥(チョン・ドゥファン)は逮捕され、襲撃を示唆したのではないかと裁判が行われた。(全斗煥は否定)
この光州事件を発端に、民主化運動が活発となり、1987年の民主化宣言につながった。
韓国民主化運動のメジャー3作品「弁護人」「1987年」「タクシー運転手」。
どれを観てもハズレはありません。
この「タクシー運転手」は、「弁護人」と「1987年」ほどシリアスな感じはありませんが、最後にピーターの実際のインタビューを観たとき「ホントなんだ」と一気に現実世界に戻された感覚を覚えました。
3作品を観る順番として「タクシー運転手」「弁護人」「1987年」の順番で観ると時代背景がわかりやすいかもしれません。
また、事前に「光州事件」「釜林事件」を予習しておくと、映画にのめり込みやすくなりますよ。
まとめ
サスペンスの楽しみはハラハラドキドキの「緊迫感」ですが、韓国映画は緊迫感を上手に作るなと感じました。
もし今回ご紹介した韓国サスペンス映画の中で「一つだけ」おすすめして!と言われたら、
「暗数殺人」と答えます!
全部観て欲しいですが、「緊迫感」という意味では暗数殺人が良かったです。
ご紹介した作品は、すべてU-NEXTで観ることができます。
U-NEXTには31日間の無料期間があり、その期間に解約すれば一切お金はかかりません。
是非体験して、韓国サスペンス映画を堪能してください。
また、「U-NEXTは継続したいけど、お金がない」とお考えの方は、電気会社を変えることで、年間2万円節約できる可能性もありますので、こちらの記事も合わせてお読み下さい。
※本ページの情報は2023年1月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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