あなたがこの記事に辿り着いたということは、休日のプライベートタイムでも自分を高める気概を持った方なのですね。
・常に自分の成長を望んでいる
・心に刺さる文字や言葉を求めている
きっと本もたくさん読んでいることでしょう。
そうした中で、「映画を楽しみながら自己啓発できないか?」と考え、検索した結果がこの記事。
多くの本が原作として映画化されていますので、映画でも自己啓発できる作品は多々あります。
映画による自己啓発のメリットは、
・短い時間で理解できる
・映像によりイメージしやすい
映画って2時間くらいですよね。
本を2時間読み続けるのはなかなか難しいですが、映画なら2時間観ていられる人も多いでしょう。
ここが1つ目のメリットで、2時間であなたは自己啓発でき、行動に移せば成長できます。
また、映画はセリフと映像で情報が入ってきますから、イメージしやすいメリットもあります。
逆にデメリットとして、
・どの映画が自己啓発に繋がるかわかりづらい
書籍なら書店に行けば「自己啓発コーナー」があり、ジャンルとして集積されていますし、自己啓発っぽいタイトルが付いているのでわかりやすいです。
しかし、映画はキャッチーなタイトルが多いし、「自己啓発」というようなジャンルでは扱われていないと思います。
そこで、週3本映画を観る映画大好きな私が、「このセリフ刺さるな」「このセリフは自己肯定に繋がるな」「この場面って過去の自分と重なるな」など、自己啓発に繋がると感じた映画作品を紹介します。
ただし、あからさまな自己啓発だと疲れるので、「エンターテイメント性が高い」映画を選びました。
この記事を読むと、
・自己啓発ができる映画を知れる
・映画の中でどんな自己啓発を受けられるか知れる

映画を観終わったら、なんか無性に行動したくなります!
なお、映画で自己啓発するなら、U-NEXTをおすすめします。
理由は、最後「自己啓発するならU-NEXT」で説明します。
【お手軽】自己啓発したいなら2時間映画を観よう|おすすめ映画10選
自己啓発とは、自分の知識・能力を高めることです。
映画を観る前に、「自分は映画からこういうことを探したい」とテーマを持っておくと、より具体的で明確なヒントを得られるはずです。
私は、「モチベーションを高められる刺さる言葉」を映画から探しています。
そして、その言葉を職場の部下のモチベーションアップに繋げられるように、自分の経験などとリンクさせています。
今回ご紹介する作品は、セリフやシーンからの気づきにより自己啓発のヒントを得られますので、そこから一つでも行動に移し、成長を実感しましょう。
①ビリギャル
②神様はバリにいる
③イエスマン”YES”は人生のパスワード
④前田建設ファンタジー営業部
⑤任侠学園
⑥きっと、うまくいく
⑦ブラック校則
⑧帰ってきたヒトラー
⑨色あせてカラフル
⑩グリーンブック
これらの映画は、「自己啓発」につながるだけではなく、娯楽を交えた心に優しく、気分転換にもなる作品ばかりです。
ビリギャル
学年ビリのギャルが1年で偏差値40上げて慶応大学に現役合格した話。
さやか(主人公)は高校2年生。中学入学以来まったく勉強をしなかったので、成績は学年ビリ。そんな娘に母は塾を勧める。対応した塾講師の坪田もびっくりの彼女の知識は小4レベル。聖徳太子を「セイトクタコ」と読み、東西南北もわからない。周囲からは罵られ、成績は伸びず、友達とも遊べない。それでも支えてくれる人たちのため、慶応合格に向け走り続ける。
プライムビデオ作品紹介より
劇場公開 | 2015年 |
監督 | 土井裕泰 |
キャスト | 有村架純 |
伊藤淳史 | |
野村周平 | |
時間 | 1時間56分 |
この映画から私が感じたことは、
◎目標を持って行動する重要性
◯行動するための原動力を持つこと
◎目標を持って行動する重要性
坪田先生は、さやかとの最初の面談で「慶應義塾大学に合格すること」を目標とし、まずはさやかの前に道を作りました。
「慶応合格」という明確な目標が見えたことで、持てる力を一点集中させることができたのです。
そんなさやかを見て母親は、「さやかはワクワクしながら勉強している」と言っています。
【自分で目標を決める】=「やることが明確になる」「成果が出だすとワクワクする」
学生時代、「なぜ勉強するんだろう?」と疑問に思いながら勉強した人も多いはず。
それって、「将来のため」という漠然とした目標しか示されていなかったからだと思います。
映画「ビリギャル」のように「明確な目標」を示され、やる気を乗せられたのなら勉強や仕事がはかどるのも納得できますよね。
今回のヒントを毎日の生活に落とし込んでみた場合、一日のやることを朝に決めて行動してみるとどうでしょう?
朝に一日の目標を立てるということです。
すると、やることが明確になり、ダラダラと無駄な時間を消費することが減ります。
その結果、今までより仕事や家事を早く終わらせることができたなら、それは成長の実感です。
一日一日ができるようになったら、一週間、一ヶ月と少しずつ行動目標のスケールを大きくしていけばいいのです。
数ヶ月後、または一年後くらいにはビックリするような成長をイメージできますよね!

私は毎日目標を立てることが続きませんでした(涙) だから、何か一つのことを始める前に、その手順とゴールをイメージしてから仕事をするようにしました。 前より集中できているのは間違いありません!
◯原動力を持つこと、理解者になること
原動力とは、行動するための源となる力。
目標を立ててもなかなか継続できないものです。
だから、そのエネルギーとなる原動力を持つのです。
映画では、「父親を見返す」「クズ呼ばわりした先生を見返す」「応援してくれる母に報いる」などが【原動力】として描かれています。
しかし、原動力はエネルギーなので無尽蔵に続くものではありません。
それを支えているのが「信頼し寄り添ってくれる存在」なのです。「理解者」とも言いますね。
映画では、母親のああちゃんや塾講師の坪田先生、妹や友達もさやかを支えていましたし、一緒に受験に臨む玲司(野村周平)や塾仲間も同じ目標を目指し支え合っていました。
私も以前の職場で良き理解者に巡り会い、自分で立案した仕事を成功させた経験があります。
目標に向かって行動する際、理解者がそばにいてくれたことで、思い切って仕事ができました。
しかし、管理者になった現在の私は「ビリギャル」を見ながら「自分はまだ新しい職場で誰かの良き理解者になれてないなぁ」と気づきました。
もっと誰かの成長の手助けをできるように頑張っていきます。
あなたには信頼し寄り添ってくれる存在がいますか?
あなた自身が理解者になれていますか?

ビリギャルの「坪田先生」を見ると、理解者像が見えてくるかもしれませんよ。
〈ビリギャルのまとめ〉
今回私は「目標を持って行動する重要性」と「行動するための原動力を持つこと」という部分が印象に残りました。
しかし、この映画はどこを切り取っても「自己啓発」できる作品だと思います。
例えば、「始めるのに遅いということはない」「尊敬できる人との出会いは人生を変える」という観点も映画からは読み取れて、そこから行動に移すことで成長に繋がります。
最後に、
「ビリギャル」を観ると、自分も頑張りたいという「行動意欲」と、周りへの感謝の気持ちを思い起こさせる「優しさ」を充電できます。
神様はバリにいる
婚活ビジネスに失敗し借金を背負った祥子は、失意の中バリ島へ。そこで大富豪のアニキと出会う。破廉恥で胡散臭そうな風貌のアニキだが、年寄から子供まで様々な人から慕われていた。祥子は藁をもつかむ思い出、お金持ちになるコツを学ぶためにアニキに弟子入りするが…
プライムビデオ作品紹介より
劇場公開 | 2014年 |
監督 | 李闘士男 |
キャスト | 堤真一 |
尾野真千子 | |
ナオト・インティライミ | |
時間 | 1時間46分 |
ハウツー本「出稼げば大富豪」をベースに、バリ島に暮らす日本人大富豪が独自の人生哲学で周囲の人々の人生を変えていくさまを描いた人情コメディー。
・信用を稼ぐことで、人生が豊かになる
この言葉は、キングコング西野亮廣さんの「新世界」という本でも書かれていました。
自分が幸せになるためにも相手のことを考え行動することが描かれています。
1.相手のことを考え行動する
2.挑戦する、人が嫌がることを率先して行う
3.信用を得る
4.人生が豊かになる(成功する)

「どういう基準で行動するか?」が鍵です!
「相手のことを考え行動する」「人が嫌がることを率先して行う」って1回や2回なら目先の損得勘定で動けますよね。
でも、損得勘定だけじゃ続かないですし、続かないと信用は得られません。
【仕事=相手が喜んでくれること】という仕事の根本を理解することが大切です。
喜んでもらうためにどうすべきか?を真剣に考える。
相手に真剣さが伝わったとき、「あの人は信用できる」となるのでしょう。

人から信用されたら何でもできちゃいますよね!
◯「やる気スイッチ」押されまくり
この映画には、「やる気スイッチ」を押されるシーンがたくさんあります。
◎水浴びと称して滝壺に飛び込むシーン
「同じところに立っているだけでは何も変わらない。いつもぬるま湯に浸かってばかりいないで、冷たい水に飛び込んでみろ」
このシーンには、「チャレンジしなさい」という意味と「怖がってばかりいないで楽しみなさい」という2つの意味が感じられました。
私はこのシーンで、自分が15年続けた仕事からステップアップのため昇進試験を受けたときのことを思い出しました。
昇進試験を受けたら、別の職場へ転勤となります。
「慣れ親しんだが刺激がない仕事を続けるか?」「いばら道だけど刺激を求めてチャレンジするか?」
2年間悩んだ末、挑戦し今は別の職場で新しい立場となって仕事をしています。
正直、辛い日々を送っています。新しい仕事は凄いストレスがあるから。
でも、あのとき昇進試験にチャレンジしたことで、ぬるま湯に浸かって静観していた自分より今は絶対に成長出来ているし、「サラリーマンじゃなくても仕事ってあるのではないか?」という視点も手に入れることができました。
〈神様はバリにいるのまとめ〉
もともと自己啓発がテーマの映画なので、刺激が欲しいあなたには絶対にピッタリな作品です。
ビジネスを志しているなら、成功者目線で観ても面白いですね。
イエスマン”YES”は人生のパスワード
「ノー」が口癖の人生に後ろ向きな男カールは、生き方を変えるために参加したセミナーで、「どんな事に対しても『イエス』と答えることが、意味のある人生を送るための唯一のルール」と教えられる。それから「イエス」を連発するようになったカールの運気は上がっていくのだが…。
映画.com
劇場公開 | 2009年 |
監督 | ペイトン・リード |
キャスト | ジム・キャリー |
ゾーイ・デシャネル | |
ブラッドリー・クーパー | |
時間 | 1時間44分 |
この映画から学べることは、
・なんでもやってみよう!
・挑戦することで成長(生きること)ができる
「イエスマン」という題名は、上司の言うことは全て「イエス」と言う社畜的なものだと思い、「まさに自分のことだ」と思いながら再生ボタンを押したのを今でも覚えています。
当時の私は、一般職から管理職へ変わり、「文句を言う側」から「文句を言われる側」になりました。
また、異動により新しい環境に馴染めず気分が落ちていた時期でした。
しかし、この映画の「なんでもやってみよう」という前向きなメッセージから、「挑戦することこそ成長できる」ということを思い出させてくれたのです。
まさに、「イエスと言うと人生が変わる」です!

言葉には「力」があります。「イエス」と肯定することで、前に進む力を得られます!
◯人生は見学できない
カールは、友人に誘われたセミナーで講師に「前に来なさい」と言われるが、「見学だから」と断ります。
そこで講師が言った「人生は見学できない」って言葉は刺さりました。
以前から私は、自分の人生は自分が主役なのに、なぜか中心にいる気がしないのです。
アニメやゲームの主人公みたいに輝いていないのは目標がなかったり、自分でやりたいことをやれてなかったりするからなんでしょうね。
人生を見学しちゃってるのかな?
「やりたいことは何か?」
なかなか明確に言える人って意外と少ないと思います。
なので私は、「何が頑張らなくてもできるのか?」を考えてみました。
「強み診断ツール」って知っていますか?
あなたの強みを診断してくれます。
これが、「頑張らなくてもできること」探しに役立ちましたので、試してみると面白いですよ。

私の強みは「親切心」でした!
◯アリソンとカールの話

人生を楽しみたい。

元カレはワンパターンな毎日に満足していた。

そういう連中の肩を揺すって「目を覚ませ!人生を棒に振っているぞ!」と言ってやりたい。
少し前の私は、間違いなくカールに肩を揺すられていました。
ワンパターンに満足していたわけじゃなかったけど、何がやりたいのかわからなかった。

今は、映画を観て、ブログ書いて、ブログを読んでもらうのが楽しい。
〈イエスマンのまとめ〉
全てに「イエス」というのは極端ですが、自分の人生に不満を持っているなら、一度極端な方に振ってみるのも面白いかもしれませんね。
それで良くも悪くも違う人生が見えたなら、その成功も失敗もあなたの魅力になります。
私も管理者として、会社に対しても「イエス」、部下に対しても「イエス」という機会が多いですが、風見鶏という意味合いではなく、与えられた状況の中で「自分に何ができるか?」とりあえずやってみることを意識しています。
結構きつくて「こんな会社辞めたい」と思うこともありますけどね(涙)
でも、「イエス」のおかげで人生の引き出しは増えているのは間違いありません。
「イエスマン”YES”は人生のパスワード」は、イエスということで、成長できることを気づかせてくれる作品です。

主演はジム・キャリー。彼の出演する作品は、笑いあり、涙ありの名作が多いですよね。
前田建設ファンタジー営業部
前田建設工業の広報グループに所属するドイは、上司のアサガワに依頼され、「マジンガーZの格納庫を作る」という無謀な計画を立てることに。ドイたちは、”実際には作らないが”、実物を作るのと全く同じように工事の段取りを始めるが、次々と難題に襲われ・・・。
U-NEXT作品紹介より
劇場公開 | 2020年 |
監督 | 英勉 |
キャスト | 高杉真宙 |
上地雄輔 | |
岸井ゆきの | |
時間 | 1時間55分 |
・やりがいって大事だよな!
・仕事は情熱を注いでやる!
・発想の転換で仕事って楽しくなる!
「ファンタジー営業部」なんてSFなタイトルが付いていますが、なんとこれ実話なんですよ!
前田建設工業って実在する会社が、Web企画として本気で始めて、この他にも「銀河鉄道999」編や「グランツーリスモ」編などが会社のHPに掲載されています。
◯やりがいって大事
アサガワ含め広報部5名で始まった「マジンガーZ格納庫プロジェクト」
最初はアサガワとチカダしか興味がありません。
しかし、他の3名もそれぞれがちょっとしたところから興味を持ち、情熱が湧き、最終的には仕事が楽しくなっています。
例えば、掘削に興味がなかったエモトが、掘削現場を見たときに「上手く掘ると誰にも気づかれない」という説明を受け、「私も掘削嫌いじゃないみたい」と気づく。
ドイは、強制的にダムの勉強をさせられてダムを見に行ったとき、その壮大さに魅了されます。
現場に行き、興味を持ち、情熱が湧き、仕事にやりがいを感じる。すると仕事が楽しくなる。

自分が興味ある仕事は、やっていて疲れないですよね。
◯ダムの前田から格納庫の前田へ
以前の前田建設工業は、ダムを作ることで名を馳せていました。
しかし、ダム建設が少なくなった現在、新しい価値を見出さなければいけないとドイは感じたのです。
それが「ダムの前田で止まっていないで、格納庫の前田って呼ばせましょう」というセリフでした。
要は、アップデートしていかなければ生き残れないというメッセージなのです。

これって会社だけじゃなく、個人にも当てはまりますよね。
過去の成功にあぐらかいてちゃ取り残されるし、過去の成功話ばかり語る上司も面倒ですよね。
過去の成功をベースにアップデートして新しい取り組みをする。新しい行動をする。
私も「過去の仕事の成功から離れられずにいるな」と反省し、アップデートを心がけるように行動しています。
例えば、脱サラできるように帰宅したらお金の稼ぎ方を1時間以上必ず勉強しています。
〈前田建設ファンタジー営業部のまとめ〉
この映画は、「羨ましい」と「自分の会社では難しい」という2つの感情が同時に押し寄せてくる内容でした。
実は私はずっと心に引っかかっていることがあります。退職するときのことです。
・自分はこんな仕事をしてきました!
・この仕事は、みんなの役に立てて一番楽しかったです!
・この会社でのやりがいは◯◯でした!
って胸張って言えることやってるかな?
私の今の職場には情熱を共有できる仲間もいないし、私自身が情熱を持って仕事をできていません。
このまま今の職場で退職したとき、語れるような仕事は何もありません。
サラリーマンを40年以上続けて退職するとき、語れるエピソードが一つもないって悲しいですよね。
だから私は、この映画を観たあと「自分は何をやりたいのか?」を考えることにしました。
あなたは今の仕事にやりがいを持てていますか?
あなたの周りに情熱を共有できる仲間がいるのなら、この映画を観てもらうことで、「目標ややりがい」を共有できるようになるでしょう。

仕事って「仲間と成し遂げる」ことが面白いですよね!
任侠学園
組長(西田敏行)は社会貢献に目がなく、次から次へと厄介な案件を引き受けてしまう。今度はなんと、経営不振の高校の建て直し。いつも親分に振り回されてばかりの阿岐本組NO.2の日村(西島秀俊)は、学校には嫌な思い出しかなく気が進まなかったが、“親分の言うことは絶対”!子分たちを連れて、仕方なく学園へ。待ち受けていたのは、無気力・無関心のイマドキ高校生と、事なかれ主義の先生たちだったー。
公式サイトより
劇場公開 | 2019年 |
監督 | 木村ひさし |
キャスト | 西島秀俊 |
西田敏行 | |
伊藤淳史 | |
時間 | 2時間00分 |
・信念を持って行動する
・自分を偽るような生き方はしない
任侠映画かと思いきや、これは教育映画です。
私は、「自己啓発=成長する」という概念と、「自己啓発=正しく生きる」というコンプライアンス的な考えがあると考えます。

ヤクザにコンプライアンスを説かれるあたりが最高に面白いでしょ!
「神様はバリにいる」と一緒で、「人に信用される行動を取ることで、自分の目標が達成できる」ということです。
自己啓発としての観点だけではなく、エンターテイメント性も高い、「誰かのためになりたい」という気持ちにさせてくれる良い映画です。

公式サイトも面白いので、ぜひ覗いてみて!
子供と一緒に観ても楽しめて道徳を学べる作品でした。
きっと、うまくいく
日の出の勢いで躍進するインドの未来を担うエリート軍団を輩出する、超難関理系大学ICE。エンジニアを目指す天才が競い合うキャンパスで、型破りな自由人のランチョー、機械より動物好きなファルハーン、なんでも神頼みの苦学生ラジューの“三バカトリオ”が、鬼学長を激怒させ、珍騒動を巻き起こす。 根底に流れるのは学歴競争。加熱するインドの教育問題に一石を投じ、真に“今を生きる”ことを問いかける万国普遍のテーマ。
プライムビデオ作品紹介より
劇場公開 | 2013年(インド) |
監督 | ラージクマール・ヒラーニ |
キャスト | アーミル・カーン |
アリーナ・カプール | |
R・マーダバン | |
時間 | 2時間51分 |
・本質を考えて行動しなさい!
・今やるべきことをやりなさい!
「自己啓発 映画」と検索すると必ず出てくるタイトルです。
「成功するために勉強する」「親の夢を叶えるためにエンジニアになる」と頑張る同級生に対して、ランチョーは、「勉強して力をつければ成功はあとからついてくる」「親のために勉強するのではなく、自分のやりたいことに力を入れるべき」など、アドバイスを送っています。
人々の悩みや課題に対してランチョーを通し「本質は何か?」を考えていく映画です。
◯「うま〜くいく」
「心は臆病。だから『うま〜くいく』と騙してやる。すると、問題が消えるわけではないが、逃げずに直視できるようになる」それがうまくやる秘訣です。
言葉には強い力があります。
自分がやることを周りに宣言して、自分を追い込んで力に変える。
これも一緒ですね。言葉の力を借りて、自分を肯定する。肯定することで集中できる状況を作り出す。
結果、うまくいく。
これは簡単だから仕事のときも応用できますね。
プロジェクトや人間関係が上手くいかず、挫けそうになったとき、「うま〜くいく」と声に出して心を騙してあげましょう。

先日、新人教育で「きっと、うまくいく」の映画を題材にして、「成長を感じ『成長している』と声に出しなさい」と声に出す有用性を伝えました。
〈きっと、うまくいくのまとめ〉
・成功を追ってはいけない。実力をつければ成功はあとからついてくる。
・才能を活かせる仕事をすべき。やりがいを持てる。
・未来の心配ばかりだと今がなくなる。集中できなくなる。
・やりたいことでは稼げないかもしれないけど、幸せになれる。
成功だけを目標にしている部下に対して、「なんの為にやるのか?」を根気強く指導し、成功はあとからついてくることを教育しましょう。

物事を「なぜ?」の観点から見つめることに気づかせてくれる映画です。
ブラック校則
さえない青春を生きていた高校生。創楽と親友の中弥。彼らが通う高校には理不尽に生徒を縛り付ける校則=ブラック校則がはびこっていた。ある日、創楽は1人の女子高生に心を奪われる。彼女の名前は希央。生まれ持った美しい栗色の紙を黒く染めるように強要された希央は、反発して不登校となり退学寸前に。創楽と中弥は「ブラック校則をぶっ壊す!」と決意。1人では何もできなかった2人が、恋するあの子のため、そして500人の生徒の青春を取り戻すため、ブラック校則と大人たちに立ち向かう!
ブラック校則公式サイトより
劇場公開 | 2019年 |
監督 | 菅原伸太郎 |
キャスト | 佐藤勝利 |
髙橋海人 | |
モトーラ世理奈 | |
時間 | 1時間58分 |
・自分の行動に許可を出すのは自分。
・誰かにどう思われるかなんて関係ない。
◯髙橋海人さん演じる中弥になりたい
「自由で、上手く力が抜けていて、自分を持っている」
私には「中弥」がそんな風に見えました。
「自分の行動に許可を出すのは自分」
中弥のセリフですが、このセリフに触れるだけでこの映画を観る価値があります。
人間って、「やる理由」を考えるより「言い訳」を考える方が得意ですよね。
「似合わないかもしれない」「忙しいから」「禁止されているから」
自分に合った「言い訳」はすぐに見つかるけど、行動を継続するための「理由」は見つけられない。もしくは、すぐに「言い訳」に逃げる。
だからこそ、自分の行動に「許可」を出すことを意識する。
「これは自分がやりたいからやる」「これは今はやらない」
中弥は「タピオカいちごミルクを飲む」と自分に許可を出して飲む。
創楽は、中弥に誘われたからタピオカいちごミルクを飲む。
同じ行動だけど全然違います。これは重要です。
◯誰かにどう思われるかなんて関係ない
自己啓発にいそしむあなたが、自己啓発を始めるキッカケって「今の自分が嫌だから」「みんなと同じが嫌だから」「今より自由になりたいから」っていう気持ちじゃなかったですか?
社会のルールや会社のルールを変えるのは難しいでしょう。
でも、「ルールだから仕方ない」とすべてを受け入れるのではなく、少しでも声をあげたり、ルールの中で出来る最大限の行動を取ったりする。
そして、その行動は「あなたが許可を出す」のです。誰かにどう思われるかなんて関係ないのです。
でも、社会ってルールをはみ出す人を阻害しますよね。本音では羨ましいと思っていたとしても。
・誰かの決めたルールに則って行動し、はみ出るものに嫌悪感を抱き、歪んだ正義をぶつける。
・ルールの中で「自由な者」は孤独であり、孤独になりたくないから嫌だけどみんなと同じ行動を取る

「束縛と安定、常に紙一重!」というセリフも出てきます。
〈ブラック校則のまとめ〉
映画を含め自己啓発する中で、「自分に優しくなること」「自分の行動に許可を出すこと」などを学んできました。
それがこの「ブラック校則」でも表現されていて、とても共感できました。
また、高校生活を「懲役3年」と落書きされているのを見て、「自分のサラリーマン生活も懲役に近いかも?」と感じました。
私は、懲役から抜け出すために、自分軸を見つけ今の仕事への向き合い方や、会社以外の働き方を模索しています。
あなたはこの映画から何を受け取りますか?

学園ものと侮るなかれ!この学校は「社会の縮図」です!しかも、面白い作品です!
帰ってきたヒトラー
ある日、ヒトラーにそっくりの男がとあるディレクターによって見出され、TV出演させられることに。男は長い沈黙の後、自信に満ちた過激な演説を繰り出し視聴者の度肝を抜く。その演説は、かつてのヒトラーを模した完成度の高い芸と人々に認識され…。
U-NEXTより
劇場公開 | 2015年 |
監督 | ティムール・ヴェルメシュ |
キャスト | オリヴァー・マスッチ |
ファビアン・ブッシュ | |
クリストフ・マリア・ヘルプスト | |
カッチャ・リーマン | |
時間 | 1時間55分 |
・自分の信念をしっかり持って語ること
・話を聞いてもらう努力をすること
・一つの出来事で風向きは全く逆になる
この映画、コメディーって書いてあったから観たんですが、笑いというより心に刺さるセリフばかりだったので、自己啓発の記事にしちゃいました。
◯自分の信念をしっかり持って語る
戦時中、アドルフ・ヒトラーは卓越した演説で国民の注目を一身に集め、心を掴んでいたと言われています。
それにより「国民を扇動した」となったようですが、その人心掌握術はこの映画にも遺憾なく発揮されています。そこが面白い!
ヒトラーは、色々な人と話すときに「練習してきた?」と言われるくらい熱く語ることもあります。
しかし、ヒトラーは「練習した」わけではなく、常にブレない信念を持っていることで、一貫性と強さを持った言葉が紡ぎ出されていると感じました。
また、「話を聞いてもらえなければ人の心は掴めない。掴むためになら道化にもなる。私にできることをやっているだけ」というセリフも仕事に役立つと思いました。

信念を持って一貫性のメッセージを伝えることって大事だけど難しいですよね。
私は、新しい職場で信念のもと仲間もいない状態で仕事を推し進めようとして、その職場のルールとそれを作ってきた古参社員とぶつかり敗北した過去があります。
原理原則では私が正しかったでしょうが、それを受け入れると自分の地位とプライドを失う古参社員とのやり取りは、職場での仕事が回らなくなるという弊害を産み、私が引いてしまいました。
信念を持って進むには強いメンタルと仲間が必要であることを学んだ瞬間でした。
あなたは仕事をする上で信念はありますか?
〈帰ってきたヒトラーのまとめ〉

会社でどれだけ正論吐いても、相手に響かなければ意味がなく、相手に響かせるためなら説教ではなく、普段の会話の中で「ワンフレーズ」を強烈に残す方が効果があると考えました。
この映画のメインは、テレビに出演し演説するシーンですが、「緊張と緩和」が上手く表現されていて、心が掴まれます。
最後におばあちゃんが言ってた、

「昔も最初はみんな笑っていた。騙されない」
という言葉は、この映画を「面白い」「勉強になる」と観ていた私に対して、「お前は洗脳される」と警告しているように感じました。
コメディーですが、コミカルな動きや言葉遊びで笑わせるっていうより、ジェネレーションギャップや思想の違いを楽しむ作品でした。

面白くておすすめです。後日もう一度観ようと思っています!
色あせてカラフル
23歳の奥本カナミ。かつて、彼女の顔には大きなアザがあり、治った今もまだそれを気にしていた。そんななか、カナミはアルバイト先でさまざまな人に出会い、誰にでも思い出したくない過去があることに気づく。そんなある日、中学時代の同級生と出会い…。
U-NEXTより
劇場公開 | 2015年 |
監督 | 横山久美子 |
キャスト | 佐藤玲 |
水間ロン | |
黒羽麻璃央 | |
落合モトキ | |
時間 | 1時間 |
・受け入れたくない過去があっても、そればかりに固執してはいけない
・本当の過去はその人しかしらない
この映画は、顔のアザは治ったにも関わらず、心はまだ過去に縛られたままであり、本当の意味で「治っていない」というところから、少しずつ変化していくという作品です。
この映画は、60分という映画にしてはショートな作品ですが、色々なシーンで「そうだよな〜」って考えさせられました。
◯受け入れたくない過去があっても、そればかりに固執してはいけない
過去に顔にアザがあったカナミは、治った今でも顔を見られるのが苦手。
カナミにとって顔のアザは、受け入れられない過去なんだと感じました。
私も仕事で山程失敗してきましたが、その失敗を部下や後輩に話せるようになったのは、自分の失敗を思考し、対策し、他山の石として伝えたいと考えたからです。
つまり、その「思考」こそが自己啓発だったと考えています。
過去を受け入れず固執したままでは、前に進むことが難しいし、本当の過去は自分にしか知らないのだから、キツイと感じているなら自分の中で多少脚色して、「時間という薬」とともに咀嚼して受け入れて行きましょう。
〈色あせてカラフルのまとめ〉
この映画は、「過去とどう向き合うか?」というテーマだと思います。
今があるのは過去があるから。
過去はやり直せないから受け入れるしかないし、やり直せないから今を精一杯生きるしかない。
私は「あなたはどんな人ですか?」という質問に答えれれませんでした。
マイナスな部分は思いつくのですが、「この部分が人の役に立てる」というプラスの部分が出てこなかった。
そんなとき、「過去を振り返ってみなさい」というアドバイスを受け、自分は「人の手助けをするのが好き」だったんだと気づけました。
過去を受け入れて今の自分をアップデートするのもありだし、過去の自分が嫌なら新しい自分になるのもあり。
そんなことを考えさせてくれる映画でした。

自己啓発というより、自己肯定を学べる作品でした!
グリーンブック
時は1962年、トニー・リップはニューヨークの一流ナイトクラブで用心棒を務めていた。ある日、トニーは天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリーの運転手としてスカウトされる。なぜか彼は差別の色濃い南部での演奏ツアーを目論んでいて…。
U-NEXTより
劇場公開 | 2018年 |
監督 | ピーター・ファレリー |
キャスト | ヴィゴ・モーテンセン |
マハーシャラ・アリ | |
リンダ・カーデリーニ | |
ディミテル・D・マリノフ | |
時間 | 2時間9分 |
・何かを変えたければ行動するしかない
・勇気を出して行動する
・怖がらず、新たな出会いやチャレンジを楽しむ
「感動の実話」
またこの言葉に惹かれて観始めちゃいました。
結果は・・・

凄く良い映画だった!
◯何かを変えたければ行動するしかない
この映画のテーマは、「人種差別への問題提起」でしょうが、「勇気が人の心を変える」というセリフが私には一番刺さりました。
ドクター・シャーリーは天才ピアニストで、ピアノを弾いている彼には白人たちも注目してくれます。
しかし、白人たちは、ピアノを弾いていない黒人のドクターには、トイレも貸さないし、レストランにも入れません。
そんな現実を変えるため、「勇気を出して」黒人差別が色濃い南部でピアノを弾くツアーを行ったのです。
このことから、「何かを変えたければ勇気を出して行動するしかない」を学べます。

ドクターは、実際にいろいろな迫害を受けたんでしょうね。
私は最近、今の仕事が嫌でしかたありません。
そのため、転職フェアーに参加したり、自分で稼ぐ力を身につけるため教材を買ったりする行動をしています。
会社を変える行動もありますが、自分を変えるという選択があることも覚えておくといいですよ。
◯新たな出会いやチャレンジを楽しむ
トニーとドクターが、お互いの持っていない部分を教えながら成長していく場面。
例えば、ドクターにはフライドチキンを手で持って食べるガサツさを、トニーには手紙の書き方などの気品さを教え合っています。
現実世界でも、気の合う同じ趣味の仲間ばかりで話しているより、自分の知らない世界の人と話す方がストレスはあるけど、新しい発見をみつけやすいですよね。
つまり、「怖がらず、新たな出会いやチャレンジを楽しむ」を学べます。
〈グリーンブックのまとめ〉
・勇気を出して行動する
・怖がらず、新たな出会いやチャレンジを楽しむ
これを意識して行動することで自己啓発できます。
私も振り返ると新しい職場に転勤した際、不安が大きかったですが、「新たに100人と出会えた」と考え、「この出会いで自分を成長させよう」と一生懸命になったことがありました。
ものすごい成長したかというとそんなことなかったですが、現場現場でいろいろな考え方があるなと気づけました。
その気付きが自分の振り幅を大きくし、今後の成長に役立つと思っています。

笑えるし、泣けるし、勉強になる良い映画でした!
自己啓発するならU-NEXT
映画で自己啓発するならU-NEXTが最適です。
・作品数が一番多いため、自己啓発映画を探しやすい
・毎月ポイントが貰えるので、自己啓発本も購入できる
・作品数が多いため、疲れたときは笑える映画やアニメで気分転換できる
最初にも書きましたが、本と違って映画は「自己啓発」というジャンルはありません。
そのため、グーグルなどで検索し、このサイトのような場所から探すのが手っ取り早いと思います。
その場合、U-NEXTのような作品数が多い方が「おすすめ映画」にヒットしやすいということです。
逆に言えば、Amazonプライムビデオは安いけど作品数はU-NEXTに比べて少ないため、「誰かがおすすめしてくれた自己啓発映画がない」という場合もあります。
自己啓発を続けていくなら多少の出費は必要だと思います。
しかも、あなたが今まで自己啓発をする際、本を購入して行なっていたならば、U-NEXTを契約することで、毎月貰えるポイントを使って自己啓発本を購入できます。
出費は変わらず「本と映画」から自己啓発のヒントを得られることになります。
映画や本からインプットして自己啓発しても、それは最初、「点」でしかありません。
その「点」を元に行動したり、仕事をしたり、人と話したりしている内に、「点と点」が結びつき、「線」となってより深く理解することができます。
そうすると成長へと繋がるのです。
私はNetflix以外のVODは試しましたが、結局最後に残ったのはU-NEXTでした。
U-NEXTなら、自己啓発だけじゃなく「泣きたいとき」「笑いたいとき」「ドキドキしたいとき」など、そのときの感情にマッチした映画もたくさん探すことができ、気分転換にも最適です。
もう少しU-NEXTについて知りたいならこちら
まとめ
いかがですか?
今回は10作品を紹介しましたが、学べたことは
・目標を持つ重要性
・相手のことを考えて行動する
・何でもやってみる
・楽しく仕事をやる方法
・信念を持って行動する
・今やるべきことをやる
・自分の行動は自分で決める
・信念を持つ
・自己を肯定する
・新たな出会いを楽しむ
自己啓発を意識しているあなたなら、いかなる作品に触れても刺激を受けることでしょう。
映画はほとんどが2時間で完結し、そこから多くのことを学ぶことができます。
自己啓発本よりお手軽なところがメリットです。
映画から得られた気づきを自分で咀嚼し落とし込み、まずは自分の行動につなげましょう。
もし映画より漫画が好きな方はこちらをどうぞ
コメント