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・邦画で泣ける作品って何かある?
・感動する映画を子供と共有したい。
泣ける映画を観たい時って、精神的にちょっとだけ不安定だったりしませんか?
私はサラリーマン歴25年以上の中間管理職ですが、会社では部下の理不尽な嫌がらせやお客様からのクレーム対応など、毎日ストレスが積もります。
だけど、会社で泣くことなんてできない。
そんなとき、家で映画を観ながら涙を流すと少しだけスッキリします。
今では「涙活」なる言葉もあるんですよ!
私は、映画以外に趣味がなく、コロナ感染症拡大に伴い、休みとなれば家で週3本ペースで映画を観ています。
この記事では、そんな私が「切なかった」「感動した」と涙した邦画をご紹介します。
この記事を読むと、涙が流せる映画を知ることができ、観終わったあとにはスッキリした心を手に入れることができます。
子供と一緒に感動できる作品も多くありますので、落ち着いた環境の中、家族でお楽しみ下さい。
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【涙活】泣ける映画おすすめ10選〈邦画編〉|泣くと心がスッキリ!
今回ご紹介する映画は、
・SUNNY 強い気持ち・強い愛
・湯を沸かすほどの熱い愛
・パコと魔法の絵本
・泣くな赤鬼
・ボクたちの交換日記
・461個のおべんとう
・犬が伝えたかったこと
・天国からのエール
・東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜
・Paradise Kiss
私は、映画を観て泣くポイントって2点だと思います。
・大切な人との別れ
・苦難を乗り越えたとき
今回紹介する映画も、ほぼこれに当てはまります。
SUNNY 強い気持ち・強い愛
日本中の女子高生がルーズソックスを履き、空前のコギャルブームに沸いた90年代、そんな時代に青春を謳歌した女子高校生の仲良しグループ「サニー」のメンバー6人は、20年以上の時を経てそれぞれ問題を抱える大人になっていた。 専業主婦の奈美は、ある日、久しぶりにかつての親友・芹香と再会するが、彼女は末期ガンにおかされていた……。「死ぬ前にもう一度だけ、みんなに会いたい」。芹香の願いを叶えるため、奈美が動き出す。裕子、心、梅、そして奈々……、かつての仲間は無事、芹香の前に再集結できるのか?夢と刺激で溢れていた高校時代と、かつての輝きを失った現在の二つの時代が交差して紡がれる物語は、ラスト、“強い気持ち”と“強い愛”によって、予想もしていなかった感動を巻き起こす!!
U-NEXTより
劇場公開 | 2018年 | |
監督 | 大根仁 | |
キャスト | 篠原涼子 | 広瀬すず |
板谷由夏 | 山本舞香 | |
小池栄子 | 野田美桜 | |
ともさかりえ | 田辺桃子 | |
渡辺直美 | 富田望生 | |
池田エライザ | ||
時間 | 1時間58分 |
・泣ける度 ☆☆☆☆★
・音楽にテンションUP ☆☆☆☆☆
・親子でもデートでも楽しめる度 ☆☆☆☆☆
韓国映画「SUNNY 永遠の仲間たち」のリメイク版。
この映画は、【過去の青春パート】と【現代の大人パート】に分かれています。
【青春パート】では「なんで私達あんなに笑ってたんだろう」というセリフが表すとおり「陽」の部分がメインで、高校生ならではのファッションや友情、片思いなどが描かれています。
【現代パート】では、20年以上のときが流れ大人になり、青春時代に思い描いていた夢が現実世界で思い通りにならず、それぞれ悩みを抱える「陰」の部分がメイン。
そして、「陰」の現代パートの中で「陽」が描かれたとき、私は涙を流しました。
この「『陽』が描かれたとき」というのが、「仲間が笑顔を取り戻したとき」であり、体育館でみんなが音楽に合わせて踊っているシーンなのです。
ここまで読んだあなたは、「なんでそれで泣ける?」と疑問に思うかもしれません。
私はこのシーンに対して「苦難を乗り越えた」と感じたため、心が揺さぶられたのです。
この映画を観たら、あなたも私の「泣けるシーン」に共感してくれると思います。
〈SUNNY 強い気持ち・強い愛のまとめ〉
涙以外の見どころとして音楽の懐かしさがあります。
・安室奈美恵
・久保田利伸
・JUDY AND MARY
・小沢健二
懐かしき偉大なミュージシャンが映画を盛り上げてくれます。
映画を観ながら「強い気持ち〜、強い愛〜。心をギュッとつな〜ぐ〜」と口ずさんでしまうこと間違いなし!
私は、映画を観終わったあと、You Tubeで小沢健二をエンドレスリピートしました。
高校生くらいの子供となら楽しめるかもしれませんが、どちらかというと「懐かしさ」を感じる映画なので、30〜40代の方と観て語り合ってほしい作品です。
おうちデートにもおすすめします。
湯を沸かすほどの熱い愛
銭湯・幸の湯を営む幸野家。しかし、父が1年前にふらっと出奔し銭湯は休業状態。母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら娘を育てていた。そんなある日突然、余命2ヶ月という宣告を受ける。その日から彼女は「絶対にやっておくべきこと」を決め、実行していく。
U-NEXTより
劇場公開 | 2016年 |
監督 | 中野量太 |
キャスト | 宮沢りえ |
杉咲花 | |
オダギリジョー | |
松坂桃李 | |
時間 | 2時間5分 |
・泣ける度 ☆☆☆☆☆
・家族の大切さ ☆☆☆☆★
・ビックリ度 ☆☆☆☆★
余命2ヶ月の宣告を受けた双葉(宮沢りえ)が、自分で決めた「絶対にやっておくべきこと」に対して奮闘していくのですが、母としての存在感に心打たれます。
子供との向き合い方、家族の形、人との繋がり。
映画を観ながら「私がこの立場になったらどうするだろう?」と感情移入したとき、
「違う!余命宣告を受けたときの立場じゃなく、元気なうちから『やるべきことを考えて行動しなさい』というメッセージなんだ」と気づいたのです。
普段から父の存在感を示せるような行動ってなんだろう?
まだ正解は見つけられていませんが、家族と一緒に笑える時間の中に答えがあるように思えます。
この映画は、「苦難を乗り越えたとき」と「大切な人との別れ」が両方ありますが、最後のシーンで母の行動のすべてが繋がったとき、涙が止まりませんでした。
〈湯を沸かすほどの熱い愛のまとめ〉
この映画は疲れます。
観終わったとき「ハァ〜」と息が漏れるくらい疲労感があったのです。
悪い意味ではありません。それくらい双葉の存在感に引き込まれたのです。
観終わったあと、家族と一緒にいられる幸せを再認識できます。
最後にとんでもない秘密が暴露され、「えぇ〜」ってなります。
できたら、家族で観てほしい作品です。
2時間超えの映画ですが、子供と一緒に観て涙を共有できました。
パコと魔法の絵本
患者のみならず医師も看護師も変わり者ばかりのとある病院。その中でも飛び切りの偏屈な老人・大貫は、ある日事故の後遺症で記憶が1日しか持たない少女・パコと出会う。些細な誤解からパコを引っぱたいてしまった大貫は、初めて自分の行為を後悔し…。
U-NEXTより
劇場公開 | 2008年 |
監督 | 中島哲也 |
キャスト | 役所広司 |
アヤカ・ウィルソン | |
妻夫木聡 | |
阿部サダヲ | |
時間 | 1時間45分 |
・泣ける度 ☆☆☆☆★
・画面の綺麗さ ☆☆☆☆☆
・子供と楽しめる度 ☆☆☆☆☆
メインストーリーは、偏屈老人・大貫(役所広司】が、少女パコと出会い、少女パコへの行動を後悔し、少女パコへ恩返しするというもの。
どうすればネタバレせずに感想を書けるか1時間悩みましたが、感動部分を書こうとするとどうしてもネタバレしそうなので、やめておきます。
「大切な人との別れ」の涙なのか「苦難を乗り越えた」の涙なのか、是非ご自身で確認してみてください。
一つ言えることは、観終わったあとのスッキリ感は、今回紹介した中でNo.1です。
〈パコと魔法の絵本のまとめ〉
この映画を一言で表すと、
低空飛行から急上昇クライマックス
最初の30分くらいは我慢して観てください。
本当に面白くなくて「ハズレかな?」「止めて違うの観るかな?」と思いながら観ていました。
でも、最後は「すご〜い」「面白い!」「切ない」ってなることを保証します。
学習発表会的なノリだけど、演じているのが超豪華俳優陣なので、引き込まれること間違いありません。
色が綺麗で、子供と一緒に楽しめて泣ける映画です!
泣くな赤鬼
甲子園を目指す城南工業野球部監督・小渕隆は、日焼けした顔と鬼のような指導をすることから赤鬼と呼ばれていた。10年後、小渕は進学校の野球部を指導しているが、もはや情熱は消えうせていた。ある日、小渕は診察を受けた病院でかつての教え子に出会う。
U-NEXTより
劇場公開 | 2019年 |
監督 | 兼重淳 |
キャスト | 堤真一 |
柳楽優弥 | |
川栄李奈 | |
竜星涼 | |
時間 | 1時間51分 |
・泣ける度 ☆☆☆☆☆
・いい映画 ☆☆☆☆☆
・教育論 ☆☆☆☆★
この映画を一言で表すと、
人の「死」に対して何をしてあげられるか?
原作は、重松清さんの「せんせい」という本に収録されています。
赤鬼を演じた堤真一さんが、インタビューの中で「自分が出ている映画を観て泣いたのは初めて」と話しています。
これだけでも「観たい」と思いますよね。
最初にも書きましたが、「人生の終末を迎える人に何をしてあげられるのか?」というのがテーマです。
なので、涙活ポイントは、「大切な人との別れ」です。
我が家には犬がいました。写真の子です。
「人と犬を一緒にするな!」と怒る人もいますが、犬を飼っている人にとっては家族です。
そんな犬が心臓病になったのです。年齢は4歳。手術はできないと言われました。
大好きだった散歩も長い時間歩くと心臓の負担になるからできない。
犬は目一杯遊びたいけど、遊んであげられない。
病気がわかったとき、「なんでもっと走り回ってあげなかったんだろう」と涙しました。
5歳になったとき犬は死んでしまいました。
自分の命と引き換えに「普通の毎日が大切だよ」「普通に生活できるって素敵なことだよ」って教えてくれたのです。
この「泣くな赤鬼」を観て、そんな犬との思い出を思い出しました。
あなたも大切な人との思い出があるなら、絶対に泣けるます。
ただ泣けるだけじゃなく、
・子供や部下とどう向き合うべきか?
・健康な今、何をすべきなのか?
「気づき」を得られる良い映画です。
ボクたちの交換日記
家族やカップルで賑わう遊園地のステージで、コントを披露する「房総スイマーズ」の田中と甲本。30歳を目前にしても一向に売れる気配がない二人は、交換日記を始めることにする。徐々に本音をぶつけ合えるようになった二人は、夢に向かって再び走り出すが…。
U-NEXTより
劇場公開 | 2013年 |
監督 | 内村光良 |
キャスト | 伊藤淳史 |
小出恵介 | |
長澤まさみ | |
木村文乃 | |
時間 | 1時間55分 |
・泣ける度 ☆☆☆☆★
・笑える度 ☆☆☆★★
・王道ストーリー ☆☆☆☆☆
芸人が成り上がるシンデレラストーリー
お笑い芸人で売れることを目指す二人。交換日記を通じて、お互いの想いを伝えていく。
芸人として「いつ売れるのか」と焦る気持ちの中、それを支える美女二人が素敵すぎます。
努力しても報われない日々、後輩芸人が先に売れていく惨めさ。
これって芸人だけじゃなく、サラリーマンの世界にも当てはまりますよね。
むしろ、生活のためにサラリーマンをやっているより、夢に向かって努力している芸人の方が生活は厳しいかもしれないけど、努力のしがいがありますよね。
私がこの映画を観て最大の共感は、「一発逆転みたいなのないかなぁ」というセリフでした。
これって誰しも1ヶ月に1回くらい考えますよね(笑)
オチは話せませんが、最後はウルッと泣けます!
監督の内村光良さんの優しいキャラクターが見え隠れする「ちょっと優しい」作品です。
461個のおべんとう
長年連れ添っていた妻と別れることを決意した鈴本一樹。父を選んでくれた息子・虹輝は高校受験に失敗するが、翌年の春、見事に高校に合格。ここで一樹と虹輝に「3年間、毎日お弁当を作る!」「3年間、休まず学校へ行く」という“大切な約束”が生まれ…。
U-NEXTより
劇場公開 | 2020年 |
監督 | 兼重淳 |
キャスト | 井ノ原快彦 |
道枝駿佑 | |
森七菜 | |
若林時英 | |
時間 | 119分 |
・泣ける度 ☆☆☆★★
・ほっこり度 ☆☆☆☆★
・感謝したくなる度 ☆☆☆☆☆
この映画の元ネタは、「TOKYO No.1 SOUL SET」というバンドの渡辺俊美さんが、息子との実話を綴った「461個の弁当は、親父と息子の男の約束」という本が原作で実話です。
「これは、毎日のおべんとうの話だ。それ以上でも以下でもない」
ナレーションでそう説明されますが、この映画ではお弁当を通して「親子関係」「友人関係」「恋愛関係」「人生観」が描かれていました。
「3年間、毎日おべんとうを作る」「3年間、休まず学校へ行く」という親子の約束がキッカケでシングルファーザーとして息子のお弁当を毎日作ることを決めた父。
「コンビニより父さんの弁当がいい」という素敵な息子さんと思いきや、学校では「父に付き合ってあげているだけ」というどっちが本音なのかわからない思春期真っ只中な息子。
親の離婚、受験の失敗、クラスメイトとの微妙な距離感など、息子は多くのストレスを抱えていますが、父が作るお弁当を通じて親子関係や友人関係にも変化が訪れます。
この映画の泣けるポイントは、「ハートフル」なところでした。
これまで泣けるポイントは「別れ」か「苦難を乗り越えたとき」だと思っていました。
この映画も息子が親子関係や友人関係の悩みを「乗り越えた」という見方もできますが、そこが泣けるポイントではなく、父が息子を思って作り続けたお弁当の「温かみ」に心が震えました。
私も高校のとき、母が毎日お弁当作ってくれたな。
今でも妻が毎日夕食作ってくれるな。
そんな日常の「当たり前」にこそ、本来感謝すべき「温かみ」があるんですよね。
最後に一樹の母親(ばあちゃん)の一言
「色んなものを食べるっていうことは、それだけ世界が広がるということ」
食を通した「人に対する見方」「経済への見方」「世界情勢の見方」がこのセリフに詰まっていますね。
犬が伝えたかったこと
半年前に妻を亡くした初老の男性。定年を迎えた彼はある日、妻が世話をしていた年老いたイヌとの散歩に初めて出てみることにする。すると、その散歩道の行く先々には、町の人たちとの触れあいや景色など、亡き妻の思いがたくさんあふれていた。
U-NEXT
劇場公開 | 2020年 |
監督 | 山岸謙太郎 |
原作 | 三浦健太 |
キャスト | 諏訪太朗 |
時間 | 9分 |
・泣ける度 ☆☆☆★★
・大切な人との時間 ☆☆☆☆☆
・こんな日がくるのかな ☆☆☆☆☆
「犬が伝えたかったこと」は三浦健太さん原作の20の心温まる犬の話です。
今回の映画は、そのなかの一作品で、上映時間9分という短編映画となっています。
正直、今回は泣けませんでした。
しかし、いつかこの映画を観て泣く日がくるだろうと確信しました。
大切な誰かを思いながら散歩するだろうと思いました。
私も犬を飼っていました。
8年くらい前に死んでしまいましたが、今でも家族で散歩道を歩くと、犬との思い出で盛り上がります。
今回の映画は「妻を亡くした」という内容ですが、自分に置き換えて大切な人を亡くしたときのことを考えると、この映画が胸を熱くすることは間違いありません。
大切な人を亡くしたときに観るのではなく、この映画を観て「大切な人との時間」「大切な人との思い出」を大切にしていきましょう。
私は映画で原作を知りましたが、商品レビューの評価が「4.79」という高評価な良本となっています。
興味のある方は上の表紙をタップしてみてください。
すぐ購入とはなりませんのでご安心を。
天国からのエール
音楽好きの高校生にとって、演奏の練習が出来る場所探しは大きな問題。そんな若者たちの声を聞いた小さな弁当屋を営む大城陽は、条件付きで自宅を改装したスタジオを無料で貸し出すことにする。その矢先、大城の体に異変が起きる。
U-NEXT
劇場公開 | 2011年 |
監督 | 熊澤誓人 |
キャスト | 阿部寛 |
ミムラ | |
桜庭ななみ | |
矢野聖人 | |
時間 | 113分 |
・泣ける度 ☆☆☆☆★
・いい映画 ☆☆☆☆★
・優しい気持ちになる ☆☆☆☆☆
ガンと闘いながら、若者たちに夢を叶える場所と人生で大切なことを伝えた「中曽根陽(なかそねひかる)」さんの実話を映画化。
原作は、「僕らの歌は弁当屋で生まれた・YELL」で2010年7月に発行されています。
阿部寛さん演じる「大城陽(おおしろひかる)」は、沖縄県本部町で弁当屋を営んでいます。
バンドでプロを目指す高校生は、学校などで練習をしますが、周りから「うるさい」と苦情を受け、練習できないことで夢を諦めようとしていました。
それを知った陽は、使っていない土地にスタジオを建てることを決意します。
陽が私財を投げ売ってまで若者たちの夢を応援する理由は、「音楽の夢を追い東京へ行った親友との思い出」と「他人を助けることが少なくなった現在への憂慮」でした。
銀行からの融資も受けられない中、陽一人でスタジオを建てる姿に心動かされた若者たちは、陽と一緒にスタジオ建築を行います。
スタジオを作ることや使うことで若者たちは、陽から人生での大切なことを学んでいくのです。
映画では「AJISAI Studio」と名付けられましたが、実際は「あじさい音楽村」と言い、ここから本当にプロミュージシャンが多数輩出されたのです。
今回の映画の主人公たちに近いと言われているのが「ステレオポニー」で、この映画の主題歌を担当しています。
ここからは私の感想ですが、泣けました。
ティッシュかハンカチ必須です。
「死別」というのはわかっていましたが、映画で描かれる陽さんがあまりにも素敵で一生懸命なんです。
「なぜこんなにイイ人が早く亡くなってしまうのか」という憤りにも似た感情も混ざりながら、陽さんの死を悲しんで泣きました。享年42歳という若さでした。
ステレオポニーが歌う「ありがとう」は、正直歌だけ聴いても心に響くかわかりません。
でも、この映画を観てからのエンディングでは、中曽根陽さんとステレオポニーとの関係性を想像でき、「メッチャいい歌」と泣けました。
陽さんにお世話になったバンドマンたちは今どんな人生を歩んでいるのだろう?
「あじさい音楽村」で学んだ「人の痛みがわかる人間になること」を実践し、他人を助ける人になっているといいな。
「他人に優しくしていくこと」を強く意識できた本当に良い映画でした。
東京タワー〜オカンと僕と、時々、オトン〜
1960年代、飲んだくれのオトンに愛想を尽かし、幼いボクを連れて筑豊の実家に戻ったオカン。時は流れ、上京したボクは得意の絵で食べていこうと一念発起し、がむしゃらに働き始める。ようやく仕事が軌道に乗った頃、久々にオカンと連絡を取るが…。
U-NEXT
劇場公開 | 2007年 |
監督 | 松岡錠司 |
キャスト | オダギリジョー |
樹木希林 | |
内田也哉子 | |
松たか子 | |
時間 | 2時間22分 |
・泣ける度 ☆☆☆☆☆
・感情移入度 ☆☆☆☆★
・両親と会いたくなる度 ☆☆☆☆☆
原作は、リリー・フランキーさんの同名小説で、発行部数200万部のベストセラー。
私も小説を読みましたが、涙を流すポイントが多すぎて、体の水分がなくなるかと思いました。
ただ、小説や漫画が映画化されたとき、残念な結果になることも多いですよね。
この映画はと言うと…、
やっぱり泣けました。
泣ける前提として、「あなたが自分の親を好きかどうか?」が関係すると思います。
もしあなたが両親と良好な関係を築けているなら、この映画の高校進学のシーンでまずは鼻水が流れちゃうでしょう。
・そっと背中を推してくれるオカン
・人を喜ばせることが好きなオカン
・みんなと仲良くできるオカン
・病気になったオカン。
特別なことはない、普通のオカンだと思います。だからこそ、映画を観ながら感情移入しちゃいます。
観終わったとき、「両親が元気なうちにもっと一緒に笑いたい」と強く思い、地元に戻ってご飯食べました。
あと、初めて東京に行ったとき、東京タワーを見上げて一番最初に頭に浮かんだのが、この映画のことでした。
私が観た映画で、この東京タワーが一番泣けた映画です。
2時間を超える映画ですが、泣きたいと思うなら絶対おすすめの映画です。
Paradise Kiss
進学校に通う高校3年の紫(ゆかり)は、受験勉強に追われる中、ひょんなことから服飾専門学校の学園祭のショー・モデルを引き受けることに。そこで大きな夢を持つデザイナーの卵たちに出会い、触発された紫は、自分が本当にやりたいことを見つめ直していくが…。
U-NEXTより
劇場公開 | 2011年 |
監督 | 新城毅彦 |
キャスト | 北川景子 |
向井理 | |
山本裕典 | |
五十嵐隼人 | |
時間 | 1時間54分 |
・泣ける度 ☆☆☆☆☆
・カッコいい度 ☆☆☆☆☆
・キャスト凄い度 ☆☆☆☆☆
原作は、「NANA」や「ご近所物語」を描く女性漫画家の矢沢あいさんで、この「パラダイス・キス」も矢沢さんの同名漫画を映画化したものです。
北川景子さん演じる紫(ゆかり)は、親の期待に応えようと進学校に通うが「勉強すること」が目的になっている女子高生。
この設定に「私もだ」と共感できる人も多くいると思います。
私も、「勉強すること」や「働くこと」が目的になってしまっていて、「やりたいことは何?」と聞かれるとものすごく悩む人間です。
それとは対象的に、向井理さんや賀来賢人さんが演じる服飾学校に通う生徒は、自分のやりたいことを見つけ、それに向かって全力で努力しています。
この映画を観るとき、ジョージや嵐の姿勢や言葉に魅了されるでしょう。
自分軸で生きている人たちの生き様や言葉は、心に刺さります。
泣けるポイントは、ランウェイを歩くとき。
紫の「変化」、みんなの期待に応えようとする「姿勢」、「家族の存在」、目標に向かって歩いてきた「集大成」がすべて合わさったとき、心が揺さぶられました。
私は原作漫画も読んでいますが、100%この場面で泣けます。
なお、この映画の結末はオリジナルストーリーになっていますので、漫画を読んでいる方もちょっとした驚きと楽しみがあるはずです。
この映画は2011年の劇場公開で、10年以上前の作品ですが、出演しているキャストが本当に豪華です。「この人こんなちょい役で出てるんだ」とか、エンドロールを観てて「あの人出てた?」なんて楽しみ方も出来ます。
まとめ
「泣ける映画=死別」が多いですね。
やはり、人が泣くときは「別れ」が王道だということがわかります。
ただ、今回紹介した映画は泣けるだけではなく、
こんなメッセージも感じました。
これからも「泣ける映画」をどんどん追加していきますので、あなたもオススメがありましたら、Twitterなどで教えてください。
一番最初に「泣くと心がスッキリする」と書きましたが、笑いにもリラックス効果がありますよね。
笑える映画についても記事を作りましたので、是非一緒に楽しんでください。
【笑える映画】人生に疲れたときは映画を観て笑おう|おすすめ15選
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